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日本の不便な銀行

日本の銀行の不便さはいくつかあるが、今日はインターネットバンキングの話だ。話は単純で、セキュリティ確保のための手順が面倒になったということである。昔、三井住友銀行では、プラスチックのカードが発行されて、そこに書いてある二組のコードを入力しないとログインできなかった。組み合わせがいくつもあって、自分はどの組み合わせなのかを忘れてしまう。もっともその前にカードを探すのに時間をとられてしまった。それが嫌で止めて、別の銀行にした。

新規契約した銀行では、ユーザ名とパスワードだけで良かった。契約のときも「印鑑」が不要でサインひとつ済んだ。外資が立て直した銀行で、海外経験20年以上の元シティバンク役員の人が会長になった。その会長のもと改革が進められ三年後には黒字経営になった。大変利便性が良かった。

ところが会長が変わって、どんどん日本化してしまったのかもしれない。日本化というのは、セキュリティに万全の体制をとるということで良いことである。しかし、ユーザの利便性を犠牲にしてしまうことがある。

前置きが長くなったが、久しぶりにインターネットの口座にアクセスしようとしたら、ログインプロセスが厄介になっていた。

1.店番号と口座番号を入力
2.暗証番号を入力
3.パスワードを入力

ここまではID管理ソフトに書いてあるから分かった。ところが「その次」が新しい仕組みとしてあった。

4.セキュリティカードの裏面にある15桁のセキュリティカード番号を入力

何のことだか分からないので調べたら、通常郵便で「セキュリティカード」というプラスチックのカードが自宅に郵送されているそうだ。覚えがないので困った。仕方がないので、電話した。

電話すると、昨今はどの会社でもそうだが、機械的な自動音声が聞こえてきて、余計な説明が長々と続いて、問い合わせの種類を数回入力させられる。

そして、店番号、口座番号、暗証番号・・・と入力させられる。
パソコンでも電話でも、セキュリティIDを入力させられることが漏洩の危険を増大させてしまうと不安になりませんか?

やっとサポート要員がでてきたので、事情を聞いて、結局セキュリティカードを再発行してもらう。
そこで、また身元チェックで、住所まで聞かれてしまう。必要なことはわかるが・・・。

ここまで、30分かかってしまった。
背きゅうりカードが届くまで一週間待たねばいけない。それを受け取って、また忘れるか紛失してしまうかもしれない。紛失して困るようなものは最初からないほうがいいのだが・・・。

この記事を書くのに10分、セキュリティの案内(これがたくさんある)をネットで読んで勉強するのに20分・・・最初から数えると一時間以上も費やしてしまった!

アメリカの銀行は、日本よりもずっと昔からフィッシングの問題が発生しており、その対策を講じてきている。しかし、いまもユーザ名とパスワードだけでログインできる。日本はアメリカのフィッシングに数年遅れて気づいて、複雑なセキュリティをつくろうとしている。

ユーザの利便性を犠牲にするような仕組みは止めてほしいものだ。ユーザ名とパスワードの管理をユーザの自己責任にすればいいはずなのだが、なにか問題が発生すると銀行が批判される。だから、銀行は自己防衛上セキュリティを強化する。なんだか変だと思いませんか?

At your own risk という鉄則がないからである。

今日の言葉: 

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