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NAS 自宅サーバ

現有Windows7パソコンにWAMP環境を作った。Apache, PHP, MySQL, phpMyAdminを個別にインストールして動作させた。Webホスティングサーバで運営する前のテスト環境として使うのが目的だ。PHPがローカル環境で動くのが魅力である。使っているWebアプリケーションのほとんどがPHPで書かれているから事前テストがローカルでできる。ただMovable Typeだけは昔からのPerlがあるので動かせない。

Webホスティングのサーバ環境はLAMPなので、自宅サーバもLAMPにしたいと思って最新の状況を調べたらNASの技術進歩が著しいことを知った。ホーム/SOHOを対象にしたNAS製品がたくさん出回っていた。QNAPエントリモデルの2ベイ製品が28000円くらいで手に入る。2TBハードディスクも1万円だ。

IT初心者向けNAS普及

製品価格が下落し、個人で買えるようになったこと、NAS初心者でも使える管理ソフトが進歩したことが、個人ユーザの購買意欲を刺激しているのだろう。パソコン・スマホ・タブレットなど端末を複数もっている場合、自宅LANでのファイルサーバ、バックアップだけでなく、外出先から自宅サーバにアクセスし、写真・動画・ドキュメントを共有・同期したいという要求を満たしたくなる。

これまでのエンタープライズ向けNASから、IT管理者不在の中小企業・部門向け、さらにホーム/SOHO向けのNASの市場が広がっている。個人でも手軽に導入し管理できるNAS製品が増え、その売り上げも伸びているのだろう。たとえば日本のQNAP公式パートナーの売り上げは昨年度は200%増となっている。

QNAP TurboNAS

先週三日間集中的にNASを勉強した結果、QNAP社のTurboNASが気に入った。日本では昔からアイオーデータやバッファローが著名で、私もLANDISKの愛用者であるが、LANファイルサーバとしての使い方しかしていない。DDNS機能もあったが使い方が難しくてあきらめた経緯がある。

いつまでも調べていても仕方がないので、QNAP TurboNASを購入した。現在のLANDISK、数台の外部HDDをNASに置き換えて使うだけでも十分な経済効果があると考えたから意思決定しやすかった。机上で調べるのは限界がある。購入した製品を実際に使って学習するほうが効率が良いのは当然だ。

最初のインストール、セットアップはなんとかできた。途中戸惑ったり立ち止まったりすることはあったが、推理を働かせてなんとか動かせた。最初のつまづきはファームウエアのアップデートだった。本来は、Qfinderというソフトをセットアップするときにオンラインでファームウエアをアップデートできるのだが、これをスキップした。なぜなら、同梱されていた注意パンフレットに「オンラインアップデートで失敗するとNASを起動できなくなります。手動でアップデートしてください。」と書いてあったからだ。

QTSファームウエア更新

「手動でアップデート」する方法の説明はないので、どうやればよいのか分からず困った。それが最初のつまづきだった。QNAPデスクトップとかQTS3.8.0とかNASWeb管理インターフェイスとか、呼称がいろいろあるのも混乱の元だ。QTSは、MAC Pict Imageの拡張子であり、またカンブリアQTSとか言うのがあったりするが、QNAP社発表では「QNAP Turbo NAS オペレーティングシステム」だという。QTS4.0は2013/06/06に発表されている。

QNAPダウンロードセンターで製品名を選択して対応するファームウエア最新版(QTS4.0.3-20130912)をダウンロード。QTS3.8.0コントロール>システム設定>ファームウエア更新を開き、ダウンロードしたzipファイルを解凍したフォルダーの中のTS-269_20130912-4.0.3.imgを参照して「更新」した。NASにログインするとQTS4.0.3デスクトップが表示された。

App Center

LAMPサーバ環境で動くアプリケーションが105本用意されている。いずれもワンクリックでインストールできるようになっている。BluehostなどのWebホスティングで用意されていたSimplescript相当の機能だ。このアプリケーション機能はNASモデルに依存しており、TS-x69Pro(xはベイ数)しかサポートしていなかった。それが、ホーム向けではなく中小企業向けのTS-269Proを買った理由だ。

注意が必要なのは、Photo Station, Music Station, Multimedia StationなどはオープンソースソフトをQNAPがカストマイズした製品だということだ。初心者には便利かもしれないが、設定をいじると動かなくなってしまう。また元のオープンソースで用意されている自動アップデート機能も使えないので、オープンソースを自分でセットアップした経験のある人間には使いにくくなっている。

Photo StationとVideo Station

このためにトラブルが発生し、悩ましい事態に陥った。最初にPhoto StationとVideo Stationをセットアップしたときは正常に動作した。しかしその後のシステム設定変更が原因なのだろうが、気がついたら起動できなくなっていた。Video Stationは起動できたがPHPエラーが発生するようになった。それを調べていたら、今度はVideo Stationも起動できなくなった。

Drupal

Drupalも正常にインストールでき、動いた。しかし、Drupalバージョンが古かったのでアップデートしようとしたらQTS4.0.3ではアップデートできない。仕方がないので、Drupal公式サイトから最新版を入手し、手動で/Web/Drupal/フォルダーを作って、そこに保存した。最初のセットアップでデータベース設定機能がないので不審に思って調べたら、sqliteがデフォールトになっていた。このsqliteファイルを新規のdrupalフォルダーにコピーしたら正常にアップデートできた。

Wordpress

Wordpressのセットアップも順調に完了し、動いた。最新版へのアップデートは、/Web/wordpress/へのアクセス権を与えることにより、Wordpressで自動アップデートできた。しかしその後のほかの設定をいじったり再起動したりしていて気がついたら、リモートからアクセスできなくなっていた。ローカルではアクセスできる。

QTS4.0.5 Build1023

11月21日ログインしたら、ファームウエア更新の通知があった。どうせ動かないNASアプリケーションもあって再設定が必要だし、試験の意味もあるので思い切ってオンラインで更新した。数分で更新が完了し、再起動も4~5分で完了した。これからまたQTS4.0.5の昨日テストを再開する。QNAP Help Communityを見るといろんなトラブルに遭遇したユーザの悩みの質問がある。

QTSはまだ枯れたOSではないと判断する。おそらく大容量ファイルサーバとかバックアップ用に使ったりリモートからアクセスしたりする限りはとくに問題がないのかも知れないが、ひとたびWebサーバ用にアプリケーションをインストールすると問題が発生するのだろう。汎用Linuxと"組み込みLinux”の微妙なカストマイズの違いがトラブルの原因になるのではないか?

今日の言葉: 

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