世界遺産アーカイブ

イビサ島

3000年前、地中海を駆け抜けた海の民。かれらは現代の生活に欠かせないものを残した。イビサ島は、謎多き海の民、フェニキア人が3000年前に切り開いた島。スペイン本土から東へ80km、豊かな海に囲まれた島。
 
レバノンに住んでいたフェニキア人は貿易で生計をたてるため紀元前10世紀、地中海に進出。西へ西へと移動し紀元前9世紀頃、木と水が豊富だったイビサ島を定住の地として選んだ。
 
島南部にサカレタ遺跡がある。海に出たフェニキア人がどのように生計を立てていたのかを知ることができる。スペイン本土から金属の原石を運び、ここで加工した金属を地中海の国々に輸出し巨万の富を得ていた。交易をすすめるため金貨や銅貨を鋳造した。描かれているのはフェニキア人が信仰した音楽と踊りの神、ベス。この貨幣は広く地中海で流通し、いつしかベスの島、イビサと呼ばれるようになった。
 
フェニキア人最大の発明といわれるものもこの島で見つかった。アルファベットが刻まれた石である。だれでも簡単に書ける文字を発明することで取引を格段に円滑にした。
 
フェニキア人が交易を広げる中で広く世界に浸透していったアルファベット。文字と共に広まった言葉がある。地中海の西に沈む夕日を Ereb、東から昇る朝日を Asuと呼んだ。これはヨーロッパとアジアの語源となった。

ガラホナイ国立公園

~絶海の孤島に残された森~

スペイン領カナリア諸島のひとつ、ラ・ゴメラ島。標高1000メートル以上の山域。貿易風で絶えず発生する霧と温暖な気候がこの島の森を育んだ。たくさんの小川が流れ地下水として豊富な水が蓄えられている。湿度が高く湿気を好む植物が数多く生育している。その半分以上が固有種である。500万年から170万年前の姿をとどめ、独自の生態系を維持している貴重な森である。  Gmap
1932年、アメリカとカナダの国境を越えてつくられた世界初の国際平和公園。アメリカ側には東京都の2倍の広さをもつグレーシャー国立公園がある。氷河によって作られた雄大な自然を堪能できる。崖の下を歩く全長21キロのトレッキングコースが人気。

氷河によって削られた山々がのこぎりの歯のように連なる。200万年の歳月をかけて形作られ、およそ600の氷河湖がある。

鮮やかな青色に輝くグリンネル湖を奥に進むとさらに神秘的な湖、アッパーグリンネル湖がある。湖面にはたくさんの氷河のかけらが浮かんでいる。

ロッキー山脈を北上すると、カナダのウォータートン国立公園に入る。その中心、ウォータートン湖の周囲には緑豊かな自然が広がり、さまざまな野生動物がすんでいる。

野生動物の楽園、ウォータートン・グレイシャー国際平和公園は国境を越えて自然を保護するために国際協調のシンボルとなっている。 Gmap

世界遺産100

NHK番組「世界遺産100」毎週月曜~金曜 午前4時15分~4時20分放送で紹介された世界遺産の場所とメモを記載。旅の参考資料で、録画ビデオはプライベート・クラウドに保存した。
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