個人出版ツールとしてMovable Type、Wordpress、Bloggerを多用している。過去3年間はCMSのDrupalを中心に使ってきた。これまで使った中では機能豊富で最も使いやすいので一番のお気に入りになった。ただひとつ欠点を挙げると、ダイナミックパブリッシングしかなく個別のHTMLページを作成できないことだ。MySQLデータベースがないと動かない。

MTは記事ごとにHTMLページを生成する古典的なブログツールで、作成したHPはHTMLだけで構成される。ファイル構成と相対アドレスを調整することで、ローカルでもウェブでも動くようにできる。またアーカイブ・テンプレートを設計することで、複数の異なるスタイルのページを作成できる。

現在、MT3.35, MTOS4.25, MTOS5.01の三つを使っている。MT3.35はHTML/CSSを使いこなせる上級者向きで、スクリプトを含めすべてのHTML/CSSを使える。これまで開設したブログの8割はMT3.35だ。ソースコードを直接書くので、ちょっとした記事を書くのには効率が悪い。

MTOS V4からリッチテキストエディターが標準装備されたが、使いにくい。あまり一般的ではないMarkdownやTextile2などのフォーマットを選択できるが、これが初心者には分かりにくい。事実上の標準ともいえるFCKEditorをどうして採用しなかったのだろうと思う。

MTOS V5から世の中の中のSNS化に対応するための機能が追加されたが、さらに分かりにくくなった。同窓会サイトの構築に使ったが、混乱を招くだけだったので中止して、Wordpress+Buddypressに切り替えた。

先月から新たに設計を開始したサイトでは、MT425を採用した。3年前に「人生は冒険か無か」のサーバ移行時にMT425にしたが、使いにくかったのでほかのサイトには使わなくなった。今回再度使い始めて、いろいろ不具合が目立つ。それはさておいて、使い方、カストマイズしたことについて忘れないように備忘録を書いておく。

  • Firefoxの場合、記事投稿時のカテゴリの選択ができない。Ajax機能不全になることがある。
  • MT標準スタイルが複雑で冗長が多すぎるので、一つのスタイルにまとめて単純化した。
  • Memoでは、すべてのMTスタイルを削除し新規に作成した。
  • ブログ記事テンプレートを追加し、二つにした。
     ①カテゴリ名/エントリ名.html  (カテゴリ別フォルダーに整理する)
     ②西暦年/月日時分.html  (1分間に2件投稿することはないから重複しない)
    ※片方をダイナミックパブリッシングにすればHTMLファイル数は増えない。
  • ①の"エントリ名.html" を単一ページとし、印刷やほかのページから引用するページに使う。したがってバナーやフッター、ナビゲーションを最小限とする。
  • ②をMemoのEntryPermaLinkとし、ナビゲーションを含める。②から①にリンクするときのURLは下記のように書く。
     /memo/<$MTCategoryBasename$>/<$MTEntryBasename$>.html
  • アーカイブマッピングでブログ記事にチェックをつけないとページは作成されない。
    チェックを付けたほうが、EntryPermaLink, ArchiveLinkになる。この二つの使い分けが不明だ。
  • チェックを付けて「保存と最構築」をクリックしても実際のページは作成されない。アーカイブページの再構築をする必要がある。最後にチェックを付けたテンプレートがArchiveLinkになる。
  • エントリ名をArchiveLinkにしたとき、もう一方のリンクは <$mt:ArchiveDate format="%Y/%m%d%H%M.html"$>とした。アーカイブマッピングで使う"時分"の表記 %h%n と異なる。
  • 二つのブログ記事URLにリンクできるように、archives.htmlを変更し、
    ArchiveLink (ArchiveDate) の形でエントリ一覧を表示できるようにした。
    ②を「ブログ記事」にしないと、ArchiveLinkとArchiveDateは同じURLになる。
  • ArchiveLinkを使わないで、下記のように直接①のURLを指定する。
    <$MTCategoryBasename$>/<$MTEntryBasename$>.html"><$mt:ArchiveTitle$></a>
    ※<$MTEntryBasename$>は投稿画面の「出力ファイル名」に書いた名前(エントリ名)
    ※カテゴリ名、エントリ名の空白文字は_または-になるので参照するときは注意する
  • ウェブページは、投稿記事本文にHEADを書けるようなテンプレートにすると、HTMLページごとに違うスクリプトやスタイルを書ける。linkタグ、scriptタグを書いたあと</head><body>を書き忘れないようにしないといけない。
  • これが面倒な場合、<html>~<body>をモジュールテンプレートにして、本文すなわち<body>の後に<style>を書いてもよい。HTML勧告では、<link>タグおよび<style>タグは<head>~</head>に書くことになっているが、<body>の後に書いても機能する。
    ※最新のWindows7版IE9, Firefox, Chrome, Safari, Operaで機能することを確認した。
  • MT4で使いにくいのがWidgetだ。MT標準テンプレートを使う限りは便利かも知れないが、カストマイズが厄介で非効率だ。すべて削除した。

BACK | BLOG | CLOSE