インターネットで、友人・知人と連絡を取る典型的なツールは、「メール」ですが、なりすまし(フィッシング phishing)詐欺や迷惑メール(スパム spam、ジャンク junk)、ウィルス感染、盗聴などの問題があり、被害も増える傾向にあります。

メール送受信の方法として、一般的に使われているのは次の二つです。

(1)電子メールソフト
 クライアント(PC、携帯、PDAなど)にインストールした「電子メールソフト」で、パソコンを買ったときに標準のソフトが使えるようになっています。何百種類ものソフトがあり、なにが標準として使えるかはパソコンによって異なります。汎用ソフトでは、OutlookやThunderbird、Eudraが有名です。携帯では、各社が専用のメールソフトを組み込んで提供していますが、いずれも基本的な機能は同じです。

(2)Webメール
 クライアントではなく、Webサーバにインストールされたソフトを、IEやFireFoxなどのブラウザで使います。電子メールソフトはPCごとに自分用に設定しなければならないが、Webメールではブラウザさえあればすぐ送受信できる。送受信メール本文は、Webサーバに保存されます。自分のPCにダウンロードして参照したいときは(1)のメールソフトを使います。

 電子メールソフトもWebメールも、攻撃されたりウィルス感染する危険の程度は同じですが、Webメールの場合はサーバ側の防御機能や迷惑メール排除の機能があるので、ユーザ側の手間が少なくなるという利点があります。毎日500件の新しいウィルスが発生している状況では、パソコンでのウィルスチェックソフトでは追いつかないという問題がある。対処するためには毎日数回アップデートしないといけない状況になっている。

SNSメッセージ

 SNSのメッセージ機能は、Webメールに類似したものですが、つぎの利点があります。

(1)迷惑メールがない
 インターネットの基本はメッセージ交換ですが、その交通量(トラフィック)の7割以上が迷惑メール(スパム)です。SNSでは、SNS登録メンバ間でのメッセージ送受信に限定されているので、迷惑メールがないといってもよい。ただし、Mixiなどの商用SNS(匿名社会)は、本来のSNSではなくなっており、悪質な業者やメンバが迷惑メールを送信することがある。

(2)盗難やウィルス感染がない
 メールが怖いのは、無作為で選ばれた複数のサーバ(DNS)経由でインターネットを流れることで、途中でそのメール本文が盗まれたり、ウィルス感染したりする危険があることです。SNSでも、悪質なメンバがいたとすると100%大丈夫ということはないが、SNSサーバ内に閉じているため盗難やウィルス感染の危険はほとんどない。

(3)プライバシ保護
 登録したメールアドレスやパスワードは暗号化されており、ロボットに盗まれることもない。SNSのほかのメンバもアクセスすることはできないので、メッセージのプライバシが守られます。

こうした機能はSNSシステムに備わっていますが、SNSメンバが登録メールアドレスとパスワードを誰かに教えたり、通常のメールに書いて盗まれたりすると、それを使ったなりすまし犯人がSNSにもぐりこむことになりかねない。SNSメンバの厳選と厳重なパスワード管理が前提となります。だから、既存メンバからの招待状がないと登録できないようになっています。またルール違反のメンバを強制的に退会させることもできます。

SNSではプライバシとセキュリティを優先し、しかも情報共有が簡単にできるという特徴がありますが、それを守るために制限している機能もあります。

(1)SNSメッセージは1対1
 個人と個人が話すために使うのが基本で、宛先は一人に限定している。宛先やcc, bcを複数指定できると、結果として迷惑メールを増やすことになる。ただし、コミュニティ管理人は、コミュニティメンバ全員にメッセージを送ることができる。

(2)ファイルの添付はできない
 メール添付ファイル(とくにワードやエクセル)からウィルス感染が広がる危険が大きい。SNSメンバであっても、感染していることを知らずにパソコンのファイルを添付してメッセージを送る危険を排除するためです。写真ファイル(JPG, GIF, PNG)は添付できます。

(3)EXEファイルはアップロードできない
 スパイウェアやワームがもぐりこむ危険を排除するためです。コミュニティ掲示板のトピックでは、ワードやエクセルのファイルをアップロードできるようにしていますが、これは利便性と情報共有を可能にするためです。感染したファイルをアップロードすることは厳禁です。

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