Ubuntu利用
メモ
更新履歴
- Ubuntu8.10(英語版)が10月30日にリリースされた。
- 第1版 セットアップから基本的な使い方まで 2008.11.05
- Tomboyを使ってメモ作成開始(2008.10.27 )
- ubuntu 8.04 LTS ダウンロード
- Let's Noteにインストール(2008.10.21)
はじめに
Linux/Ubuntu
を使って学んだことをメモする。Windowsのアプリケーションと同じようにubuntuを簡単にインストールできた。電源を入れるとブートで起動する
OSメューが表示されるのでubuntuを選択すれば立ち上がる。(2008-10-21)
Windows XPおよびVistaいずれからもインストールできた。ただし、主メモリは256MB以上必要だ。パソコン仕様で256MBといってもシ
ステム常駐があるので実際には230MB以下になる。したがって256MBしか実装していないパソコンでは起動できない。
このメモは、Ubuntuインストール直後の標準アプリケーション「Tomboy」を使って作成している。Wiki機能が実装されているの
で、自動的にメ
モがリンクされる。また、「ツール」ー「HTMLへエクスポート」をクリックすればHTML文書が自動作成されるのでたいへん便利だ。(
2008.10.27)
なぜUbuntuを使うのか?
端的に言うと、Vistaの非効率さと不具合多発に嫌気がさしたからである。購入直後から数々の不具合に
悩まされ、メーカに報告し調査してもらっても解決できない。再インストールしても解決できない。Vistaを騙しながら、再起動しながら使うことに疲れ
た。それが大きな理由だ。

Ubuntuデスクトップ
Ubuntuの優れた特長
(Vistaと比較して)
◆シンプルで分かりやすく使いやすい
◆レスポンスが圧倒的に速い
◆攻撃されにくく安心・安全に使える
◆必要なリソースが半分で済む
◆クラウド・コンピューティングに適す
◆アプリケーション設定が簡単で速い
◆OSもオフィスツールもアプリも無料
2008.10.27
18:31
初期デスクトップ
Ubuntu
セットアップ直後のデスクトップの見方、使い方をメモする。
デスクトップ機能
二つのワークスペースがある。Windowsのデスクトップが二つあるようなもので、マウスのダイアル(Wheel)またはタスクトレイのアイコンで切り
替えられる。Windowをたくさん開いて作業する時に大変便利だ。
たとえば報告書やプレゼンテーションをDESK1で作成し、それを作成するために必要となる辞書やネット検索、アイデアメモ、素材イメージなどを
DESK2に配置して作業できる。
アプリケーション(ウィンドウ)ごとに両方または片方に配置することが簡単にできる。
パネル Panel
Windows
XPやVistaのスタート、コントロールパネル、クイックツールバー、トレイアイコンなどといった機能がすべて「パネル」に配置できる。Windows
のように固定化してしかも複数箇所に散在して何がどこにあるか混乱するということがない。
インストール直後の標準のパネルは上部と下部の二つで、よく使う機能はほとんど配置されており、マウス操作で何がどこにあるかが分かり、必要
な機能(プロ
グラム)をすぐ起動することができる。
上部パネルには、「アプリケーション」、「場所」、「システム」のフォルダーがある。Vistaのように不安定で度々クラッシュするエクスプローラを起動
したり、スタートやクイックバーから探す必要がない。しかも、書くフォルダーに置くアプリケーションの追加・変更はマウスで簡単にできる。また頻繁に使う
アプリケーションやシステム機能のプログラムはパネルに直接配置できる。
アプリケーション Application
1.Windowsのプログラムファイルに相当
2.よく使うアプリケーションは標準としてインストールされている。一般的な形式の画像・動画も管理/編集できる
3.直接パネルに配置できる (初期状態ではFirefoxとメール、ヘルプ)
4.クラウドにあるソフトウェアリポジトリ (貯蔵庫)から選びワンクリックで設定できる
5.Windowsのプログラムファイルに対応
場所 Location
1.ドキュメント、画像、音楽、動画などの格納場所
2.内蔵・外部ハードディスク、DVD/CD、ネットワーク
3.LANやリモートサーバの格納場所に直接アクセスできる
システム System
1.コンピュータ、Ubuntu、アプリケーションの動作環境を設定したり、システムを管理する
2.Windowsのコントロールパネルなどに対応する
3.一ヶ所に集約されているので使いやすい
パネルは複数個作ることができ、上下左右好きな位置に配置できる。パネルの帯の色や大きさも変更でき、各パネルに配置するアプリケーションも自由に選んで
追加できる。ユーザの視点からの利便性が提供されている。Windowsは「こうなっているからこう使いなさい!」という考え方で作られているので、ある
程度使うと非常に使いにくいお仕着せの操作性に制限されてしまう。
Tomboyメモ
「アプリケーション」ー「アクセサリ」ー「Tomboyメモ」から実行
できる。
日本語入力は、Anthyだ。フォントもきれいで入力しやすく
変換精度
もいいようだ。日本語入力のときにトレイアイコンが表示されるので分かりやすい。「システム」ー「設定」ー「Anthy辞書管理」で単語登録や各種プロパ
ティ設定ができる。
- 文字列をハイライトして「リンク」をクリックすると、その文字列をタイトルとした新しいメモを作成できる。Wikiのよ
うにメモのタイトルが自動リンクされる。タイトルを変更するとすべてのメモにあるリンクも更新されるので便利だ。
- 太字、イタリック文字、強
調、箇条書きなどの書式も使え、箇条書きもできる。ただし、文字色やフォントの指定はできない。箇条書きの項目での改行は、Shift+
Enterでできる。
- 入力したテキストは自動保存されるので、Wordやメモ帳みたいにせっかく入力したテキストが消えてなくなることがな
い。
- ワンクリックでメモをHTMLとして書き出すこともできるので、簡易のHTML作成ツールとして利用できる。書き出すと
きに、「その他のリンク付きメモをすべて含める」こともできる。コード系UTF8が標準になっているので間違いや文字化けに悩まされることがない。
- WikiWord が使えるが、日本語リンクはできない。
- Tomboyとは別に付箋紙もあり、
付箋紙メモをTomboyに読み込むことができる。
- メモの同期をとることができる。同期
を取るローカルのフォルダを設定す
ればバックアップとして使える。Webサイトのフォルダとの同期を取るためにはWevDav(wdfsFUSE)またはSSHのプラグインが必要である。
2008.10.30
WikiWord
メモの中で、英大文字が二つ以上ある半角英数字の文字列のことをWikiWordという。リンクが自動的に作成され、その文字列をクリックすると新しいメ
モが開く。
WikiWordを使うときは、Tomboy
メモの「設定」?「編集」で「WikiWordを強調表示する」にチェックを付ける。
アプリケーションの追加と削除
1.デスクトップの「アプリケーション」ー「追加と削除」をクリックする。
2.インストール済みと利用可能なアプリケーションの一覧がカテゴリ別に表示される。
3.インストールするアプリケーションの隣にあるチェックボックスをチェックする。インストール済みアプリケーションを削除するときはチェックを外す。
4.「変更の適用」をクリックする。自動的に追加・削除される。
5.より高度な操作をしたいときは、
Synaptic
パッケージマネジャ を使う。
インストール済みのアプリケーションは約80本で、技術的かつセキュアーにサポートされているアプリケーションは272本ある。またオープンソースアプリ
ケーションは約2000種が登録されている。
標準ブラウザは当然のことながらFireFoxである。Officeソフトは、OpenOfficeで、メールソフトはEvolutionである。ソフト
開発言語としてPythonが標準でインストールされている。
音楽や動画用のソフトも標準で組み込まれている。Codecがないときは自動的にネットからダウンロードして組み込んでくれる。CD/DVD書き込みソフ
トも標準で搭載されている。
Vistaではアプリケーションごとに提供元のサイトからダウンロードしてセットアップしなければならない。Vistaを再インストールすると最初からす
べてのセットアップをやり直さなければいけない。
Ubuntuではクラウドに「ソフトウェアリポジトリ」(貯蔵庫)があり、何千ものアプリケーションの中から選んでインストールできる。
利便性という点では、Vistaは過去のOSである。
パッケージ管理
各種ソフトウェアは、「パッケージ」という形で提供され
ており、このパッケージを組み合わせることでOSとして動作している。Synapticパッケージマネジャでみると約2万5千ものパッケージがある。カテ
ゴリ別に整理され、キーワード検索もできるが、どれが自分の使いたいものかを判断するのは難しいものだ。クチコミで聞くのが一番いい。
シェルコマンド
シェルコマンドに慣れている人は以下のコマンドを使って管理する。
- パッケージを探す
$ apt-cache search キーワード|less
- パッケージのインストール
$ sudo apt-get install パッケージ名
- パッケージの削除
$ sudo apt-get remove パッケージ名
- インストール済みパッケージの一覧表示
$ dpkg -l
- 依存関係の修復
$ sudo apt-get -f install
- パッケージ設定の修復
$ sudo dpkg --configure -a
- 問題があるパッケージの削除
$ sudo apt-get --purge remove パッケージ名
$ sudo apt-get clean
- 再インストール
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install パッケージ名
- 設定ファイルの編集
Ubuntuサーバ標準のテキストエディタ nano を使って、/etc 以下にある設定ファイルを編集する。
$ sudo nano 編集するファイル
- SSH (Secure Shell)
$ssh ユーザ名@アドレス
Synapticパッケージマネジャ
「システム」?「システム管理」の中にあるSynapticをクリックする。
OSの重要な部分を変更するときは、管理者権限のパスワード入力を要求される。Ubuntuをインストールし、ログインしたときのパスワードを入力する。
ア
プリケーションの「追加と削除」よりも詳細なパッケージの一覧が表示される。GNOME/KDEデスクトップ環境やプログラミング言語別の一覧、さら
にダウンロード元のパッケージ一覧が表示される。
インストールするアプリケーションを右クリックして「インストール指定」を選択する。削除するときは「マークを外す」を選択する。「パッケージ」メニュー
から選択してもよい。
メニューの「適用」をクリックすると追加/削除が始まる。
ダウンロード元
日本語版Ubuntuをインストールしたとき、以下のダウンロード元が設定されている。
- archive.ubuntulinux.jp/main
- archive.ubuntulinux.jp/universe
- jp.archive.ubuntulinux/multiverse
- jp.archive.ubuntulinux/restricted
Linux Software Repositoriesの追加
新しいダウンロード元を追加するとき、Synapticの「設定」ー「リポジトリ」で操作する。デスクトップの「システム」ー「システム管理」?「ソフト
ウェア・ソース」をクリックしてもおなじ画面が表示される。
以下は、Google Picasaを追加するときの例である。
1.
http://www.google.com/linuxrepositories/aboutkey.html
からThe Linux Package Signing Keyをダウンロード
2. 「システム」ー「システム管理」?「ソフトウェア・ソース」を開き、認証タブをクリック
3. 鍵ファイルのインポート
ダウンロードしたファイルをインポートする
4. サードパーティのソフトウエア追加をクリックして、Apt lineに
deb
http://dl.google.com/linux/deb/
stable non-free
を入力し、「ソースを追加」する。
5. 「再読み込み」すれば完了。
6.アプリケーションの追加・削除でPicasaを検索しインストールする。
2008.10.30
12:29
追加アプリケーション一覧
パッケージマネジャを使って追加したアプリケーションの一覧です。先頭にXがあるのは追加後に不要になって削除したアプリケーション。
- Bluefish
- Screem
- Totem動画プレイヤ
- gFTP
- Amaya
- ブログエントリ投稿ツール
- kFlickr
- X Blender 3D modeller
- X Stopmotion
- GQview
写真のブラウズ、スライドショー(S)、フルスクリーン(F)表示が簡単にできる。
- gThumb
画像ブラウザだが、画像の編集、切り抜きなどができる。画像目録(JPG)やWebアルバムが簡単に作成できる。(すなねぃる!の後継)
- GPRename
FlexRenamer相当の機能と使い方ができる。ただしLANファイルの変更はできない。
- KRename
名目を変更したいファイルを追加でき、連番をつけるときファイルの順序を変更できるのが便利である。選択したファイルの名前を変えて別のフォルダにコピー
できる。ただし、LANファイルのリネームはできない。
- Picasa 3.0 for Linux (beta)
Synapticパッケージマネジャ を使ってインストールする。動画はサポートされない。パッケージ安定版は2.7(8.10文字化け)
- XVidCap Screen Capture
- X11 Screencam
画面をキャプチャしMPEGまたはAVIファイルで保存する。Lotus ScreenCam相当のソフト
- e2undel
http://e2undel.sourceforge.net/recovery-howto.html
- gpart
- DOS Emulator
- バックアップの設定と復元
- Dillo 軽量ブラウザ
- Open Movie Editor
- PDF Editor
- Epiphanyウェブブラウザ
- LogJam
- twitter
- KSnapshot
- Art Manager
2008.10.27
18:31
Screem
Webサイト作成ツールを探したら、たくさんあった。どれがいいのか分からないが取り合えずBluefishと
Screemをインストールした。両方を試しに使った結果、Screemを使うことにした。決め手は、サイト管理機能だ。Bluefishにはない。
Screemでは、フォルダを指定して開くとそれがサイトになる。CVSでサイトの版数管理ができるようだが使い方が分からない。
サイトにするフォルダはローカルでもリモートでもよい。ローカルサイトの場合、「公開」するリモートのフォルダを設定して、「ツール』?
「アップロード」
をクリックすればリモートサイトも更新できる。
リモートのフォルダを指定している場合は、そのフォルダ内のHTMLファイルを編集して保存するだけでWebサイトが更新されるというわけ
だ。
Vistaでは、MKEditorでHTMLファイルを編集・保存し、FFFTPかFIleZillaを使ってWebサイトにアップロードし、そのURL
をブラウザで開いて確認するという手順を踏んでいる。
Screemを使うとFTPアップロードの手間が要らない。またブラウザではなくScreemで
^2を押せばブラウザ表示を確認できる。つまりテキストエディタ、FTP、ブラウザの三つのプログラムで行っていたことをScreemだけでできるという
ことだ。
HTMLタグやCSSなどの編集機能があるので、ページ作成・編集の効率がよい。UTF8コード系も使えるので、シフトJISとEUCしか扱
えないIBM
HPBのような不便さがない。なにより良いのは、そのレスポンスが圧倒的に速いことだ。
ただ一つだけ問題がある。アップロードするファイル数は数百以上になると途中で停止してしまうことだ。なぜかは分からないが多分バグがあるの
だろう。アッ
プロード速度も、FileZillaよりもかなり遅い。数百以上のファイルを一度にアップロードするときはFTPを使えばいい。
HTMLファイルを作成、編集すると同時にWebサイトが更新されるのはたいへんありがたい。もうVistaに戻りたくないが、TV録画用ソフトが
ubuntuでは動かないので仕方がない。古いパソコンを録画専用にするかな。
Totem動画プレイヤ
Ubuntu標準で使える、GStreamer 0.10.18 と GNOME を使った動画プレイヤだ。
http://www.gnome.org/projects/totem/
探し求めていたものが手に入った喜びを感じた。
- 一秒で再生が開始される。
Vistaでは一番速く立ち上がるMedia Classic Player(オープンソース)で、約3秒。
Microsoft Windows Media Playerは10秒以上、時には1分も待たされる。
- 再生に必要なCodecsがボタン一つでインストールできる。
必要なCodecがあると教えてくれるのでOKをクリックするだけでよい。自動的にダウンロード、インストールしてくれてすぐ再生が可能だ。
- ポピュラーなCodecsのほとんどが利用できる。
wmv, mpg, divx, flv, avi,
3gpなどのファイル形式のビデオが再生できる。Vistaでは動画形式ごとにプレーヤを切り替えなければいけない。たとえばMS
WMPではmpgやflvを再生できない。
- 「場所」(ファイル管理)を開くと、動画の縮小画像を表示してくれる。
画像(jpg, png, gif) ファイルと同様にmpg, flv,wmvなどの動画ファイルの縮小画像が表示されるので管理しやすい。
- Tracker(プラグイン)で動画を簡単に検索できる。
ファイル名だけでなく、たとえばmpg形式の動画をすべて探してくれる。YouTube動画検索のプラグインもある。
セキュリティ対策
- ソフトウェアを最新の状態にする
- Ubuntu
の開発者たちがリリースするソフトの最新版にはセキュリティを向上したアップデートがあるので、常に最新版をインストールするようにする。
- 新しいアップ
デートがあると、画面右上にアイコン(オレンジ色の星)が表示される。これをクリックすればアップデートマネジャが開くので、「アップデートをインストー
ルする」をクリックすればよい。
- ファイアウォールを設定する
- firestarter パッケージをインストールする。
- システム ? システム管理 ? Firestarter をクリックして起動する。
- バックアップを取る
- hubackup パッケージをインストールする。
Home User BackupとHome User Restoreの二つがインストールされる。
- システム ? システム管理 ? Home User Backup を実行する。
制限事項
- GoogleChromeが使えない(現在開発中)
- Web関係でよく使うWindowsアプリケーションが使えない。
縮小専用、WebArtなど
- mAgicTVが使えない
- 日本製アプリケーションが少ない
Tips
- 画面(デスクトップ全体)をコピーする
キーボードのPrt Sc
を押す→ファイル名と保存先を指定して保存する。「アプリケーション」ー「アクセサリ」ー「スクリーンショットの取得」をクリックして実行してもよい。シ
ステムメニューを開いている時は、PrtScが機能しないので、「スクリーンショットの取得」で、「取得するまでの遅延時間」を指定してから実行し、時間
内にメニューを開いておく。
- 画像ファイルを開くアプリケーションの変更
標準は「画像ビューア」になっている。他のアプリケーションで開くときは、アイコンを右クリックして「別のアプリで開く」から選択する。
- 写
真管理に、Picasa3, Flickrが利用できる。Picasa3をインストールする前にサードパーティのソースを追加する。 ※Synaptic
パッケージマネジャ を参照
- 外部ドライブは /media/ Cドライブは/host/ (場所
?WinRE)になっている。右クリックでマウントすると、アイコンがデスクトップに作られる。
- リモートサーバに接続するとローカルなドライブと同じように読み書きできる。[場所]
?[サーバへ接続]で設定する。ブックマークを作成すると、[場所] ? [ブックマーク]からマウントできる。
- FTPを使いたいときは gFTP をインストールする。
- ファイル名の変更は、GPRenameまたはKRenameを使う。
- LANに接続されているほかのコンピュータな共有リソースにアクセスするときはFireStarterを無効にする。