Wineの設定

Wineとは

公式サイトでは、以下のように書かれている。

Wine is an Open Source implementation of the Windows API on top of X, OpenGL, and Unix.

Unix系OSで、Windowsアプリケーションを動かすための仕組みである。仮想マシンのXenやVMwareと異なって、互換レイヤーとして 動作する。必要な DLLが準備されていれば動作する。Linux, FreeBSD, Mac OS X, Solaris などでサポートされている。

Wineの使い方

開発の経緯

Wineプロジェクトは、SunのPWIやWabiの影響を浮け、1993年に開始された。90年代は困難を極め、なかなか互換性が高まらなかっ た。Corelの支援で状況が好転したが、マイクロソフト介入で支援が打ちきられた。

15年の困難な時代を経て、はじめての正式版Wine1.0 が2008年6月にリリースされた。Wineで動作することが確認されたアプリケーションは、Wine アプリケーションデータベース に登録されている。現在、GoogleがLinux版PicasaでWineを利用し、Wineの開発を支援している。

Wineインストール

Configure Wineに各種の設定画面がある。アプリケーションの追加を試みるが、Program FilesにあるのはInternet Explorerだけ!? Helpドキュメントもない状態でどうしてよいか不明だ。英語版の公式サイトのどこかに書いてあるのだろうがそれも面倒なので ググってみたが、必要な情報が見つからない。

Windowsアプリケーション設定

取り合えず必要なのがID管理ソフトなので、これをダウンロードして実行しようとしたらエラーになった。ふっと気づいて、ダウンロードしたセット アッププログラム(,exe)を右クリックすると、

  Wine Windows Program Loader

というのが追加されていた。これを選択すると、Windows上とおなじようなセットアップを実行できた。セットアップ後の実行プログラムを、 Wine Windows Program Loaderで開けばOKだった!

分かれば簡単なのだが、それに気づくのに苦労するものだ。もちろん、Wine公式サイトのドキュメントにも少し目を通したが、右クリックで実行など という記載はなかった。ダブルクリックでWindowアプリケーションの実行が出きるように設定できるのかもしれないが、調べるのが面倒だ。

Windowsレジストリに登録しない、単独で動くアプリケーションの場合はセットアップの必要がない。たとえばFlexRenamerを試したら 問題なく動いた。これで、Vistaを使う必要性はさらに薄らいだ。

Wine-Doors

二年前のSourceforge.jpに掲載されたNewsForge英文翻訳記事 によると、当時のWineは素人が使えるようなものでないのでサポート用にWineToolsというのがあった。しかしこれも問題が多く、新たの希望とし てWine Doorsが登場した・・・といっている。

Wine-Doors も問題含みのようだが、Karl Lattimerの最近のブログではSolarisできれいに動いたという。本人はフィンランドのNokiaに移住し新しい仕事をはじめたため、Wine -doors開発に割く時間がとれなかった。今年春になってプロジェクトを再開したという。7月には、インフラを再開発し始めたといっている。

本家の状況から考えると、日本でのWine利用やその普及はまだまだ先のようだ。Googleが、Windowsアプリケーションをクラウドにどう 取り込もうとしているのか気になるところだ。