Life is Adventure!

mAgicTV不具合

IT分野の性能・品質・技術は日々進歩しており、今後もその傾向は続くだろう。使う側の利便性も向上し、IT製品の価格も飛躍的に下がってきた。しかし、ここ数年は、利便性や低価格化についてはそうだとは言えない場合がある。

たとえば、パソコンの実勢販売価格が下がらない。機能・性能が大幅に向上したが、店頭で売られるパソコンの実勢価格は、10万円前後が主流である。古いテクノロジーを使い、Windowsアプリを限定(Officeなし)したもので3~4万円のパソコンもあるが、ビジネス用では20万円もしたりして、価格の幅は広くなった。その結果、選択に悩んでしまう。かつては、標準的な性能・機能を装備したパソコンで十分に要求を満たしたので、価格が安くて品質が高いと思うものを選べばよかった。モバイルパソコンは最も薄くて軽いものを選べばよかった。

利便性が悪くなったソフト・サービスも多くなった。過去10年でいえば、最悪だったのがWindows Vistaだった。不具合の多さに辟易したものだ。本サイトの記事のなかでおそらく最も多いのがVista関連だろう。トラブルの記録や問題解決のための情報をメモすることが多かったからだ。Windows7 Starterパソコンにしてからトラブルが少なくなった。

数年前からはアプリの不具合が増えるようになった。その最たるものがGoogle関連である。頻繁に使うブラウザは、もともとFirefox愛好家だった。IEはトラブルが多く、しかも遅いので昔から使わない。2008年にベータ版がリリースされたときからChromeを使うようになり、その軽快さから主要ブラウザとして使うようになった。そして、いつの間にかWeb制作・テストにはChromeしか使わなくなった。ところが、Google WaveやGoogle+になり、大幅な設計変更、ユーザインターフェース変更が行われるようになってからトラブルが増えるようになった。

フラッシュ(当時はWeb標準)ベースのスクリプトが動作しなくなったり。フレーム版ではページが開くなったりした。最悪なのはGoogle Mapである。トラブル原因を列挙すると20項目を超えた。いくつかは改善されたが、使い勝手は悪くなったというほかない。検索できるのは広告や登録している場所だけになり、せっかくの検索機能が役立たなくなった。機能不全や不満をいえばきりがないのでここでやめておく。


この記事を書こうとしたのは、mAgic TV不具合に泣かされてきたからだが、のっけから話が逸れてしまった。それほど私の不満がたまっていたということだ。

mAgic TV(チューナはGV-MVP/TZ※2009年生産終了)については、アナログ放送時代は大満足でほとんど問題がなかった。2003年購入のデスクトップパソコン(XP)に接続してTV録画をしてきた。10年以上になる。数えたことはないが、数千本以上になるだろう。その間トラブルはないが、不満をいえば録画形式がmpg2だということだ。容量が大きい(6Mbps~15Mbps)というのも不満だが、これは動画形式変換フリーソフトを使って10分の1以下に変換して保存している。

昨年にアナログ放送(デジタルを基地局でアナログに変換した放送)が完全に終結し、デジタル放送の録画をしなければならなくなってから不満とストレスが増えた。5年前に購入したデジタル録画が可能なもの(GV-MVP/VZ※2011年生産終了)に切り替えた途端に利便性が悪くなった。

①スリープになると録画できない、②ディスク容量が20倍必要になった、③録画ファイルが切れる、④音声が消える、⑤編集ができない、⑥低品質にできないなどの問題が噴出した。⑥については仕様では8/17/25Mbpsを選択できるように書いてあったが、実際は25Mbpsのみだった。1時間録画で10GBも必要などというのは馬鹿げている。HD品質のテレビ録画など不要である。HDテレビは見ず、13.3型ワイド(1366x768)スクリーンでしか見ないからだ。

録画1時間当たり10GB、ダビング1時間以上、サイズ縮小変換にまた1時間も費やすのはバカらしい。仕方なく最新のGV-MVP/XZ3を購入した。購入前に、録画品質の選択が可能か確認した。15種類あり、その中にはH264フォーマットもある。HR15(DRの15倍録画可能なH264)で録画すると、1時間720MBほどである。これだとアナログTV録画のときとほぼ同じだ。

ところが、DVDにダビングするときはXP/SP/LPの三つからしか選択できない。いずれもmpg2フォーマットだ。最低品質のLPでダビングしてもサイズが1.5倍になる!テレビ業界の技術がITの進歩に追いついていないということか?

利用者からみれば、必要以上のディスク容量と何倍ものDVD・BDディスクを費やすことになってしまう。どうしてこんな利用者の要望を無視するような結果になっているのか?ディスク必要以上に買わせるような販売政策、技術の採用になってしまったのか?携帯・スマホ価格政策でも同じことが言えるが。

その不満はさておき、困るのは不具合だ。
①録画した音声が途中で消えてしまう(ハードまたはファームウェアの問題か?)
②ダビングができない(DVD/BDドライブ、CPRMディスク、またはソフトの問題)

mAgicTV Digitalのドライバーとアプリを最新のものにしたが、解決できなかった。②についてはBDドライブを買い替え、CPRM対応のディスクも買ったが、やはり解決できなかった。

ダビング開始後、およそ10%コピーした後、DVDアクセスランプが消えたままになる。また、cpu使用率が25%のままになる。[中止]すると「応答なし」になる。何度も繰り返し試したが失敗する。中止したり、強制終了(タスクマネジャー起動しプロセスmtvdubbing.exeを強制終了)したときも、ダビング可能な回数が減ってしまう。
 

一ヶ月くらい折にふれ再試行する。正常にダビングできることもある。失敗した後、新しいディスクにすると成功することがある。そのうち気付いたのはダビングを失敗した録画ファイルは、その後もダビングできず失敗するということだ。録画ファイルが壊れているのかと思うが、再生は可能である。

悩まされ続けて一ヶ月。ふと思いついて「編集してダビング」を試したら問題なくダビングできた!「編集」のときは、mtvdubbing.exeではなく、DvdVR.exe(Direct DiscRecorder for mAgicTV)が動いていた。ということは、ダビングが失敗するのはmtvdubbing.exeにバグがあるということだ。

新Google Mapの使い勝手が悪くなった

今年11月に以前のマップがすべてGMEに変換され、GMEがGoogleマップになった。これが以前に比べて使いにくくなった。詳細はこちら。

EveryTrail 山旅の記録

先月、EveryTrailにアカウントを作成し、GPXファイルをアップロードして機能を試した。ほぼ要件を満たしており、デザインや機能、使い勝手も気に入った。しかし、レスポンスが遅い、アクセスできない(Proxy Errorになる)ことが多いのが難点だ。日本語のサポートはないがMyTrail(山旅の記録)作成・閲覧に使うことができる。SNS的機能もあるが日本人はほとんどいないようだ。継続使用するか迷っている。これまでは、写真・動画・地図を含む旅の記録を手作りで作成している。要件を満たす無料サービスがないためだ。

写真共有サイトでは地図を扱えない

写真共有サイト(PicasaやFlickrなど)はスマホからもアクセスできるようになり動画再生も可能になった。しかし地図情報(GPXファイル)を扱えるサイトがない。GPX/KMLファイルをアップできるサイト(GoogleMapやルートラボなど)はあるが、写真や動画を扱えないしSNS機能もない。

GPX/KMLを扱えるサイト

地図上に実際に歩いた経路を表示し、距離と標高地をグラフ化してくれる機能を備えたサイトを探している。Yahoo!にルートラボ(LatLongLab)というのがあって、これを使ってきた。しかし、Waypointに写真と説明を書く機能がない。

Google MapにKMLファイルをアップロードできるが、標高データは無視される。しかも新しいMap EngineではKMLをサポートしていない。地図上の目印に写真と説明を書けるのが便利なので多用している。

EveryTrail

GPSmapで記録したトラックデータをEveryTrailにアップロードすると、地図上にトラックデータを表示してくれ、歩行距離x標高のグラフも自動的に作成してくれるので便利だ。Way pointに写真をアップロードできるが、一枚一枚設定しなければならないのが面倒だ。

EveryTrail開発者が登山愛好家で自分の登山記録を書きたいために開発したというだけあって、登山の記録に必要な機能がほぼ備わっている。使ってみて「これだ!」と思った。しかし残念なことにレスポンスが遅すぎてイライラしてしまう。数分間待ってProxy Errorが何度も出たりするので、継続利用するのをためらってしまう。

山行を計画・記録する楽しみ

登山愛好家は、2万5千分の一地図が必須で、登山経路、距離、時間、地形、危険場所を予測して山行の計画を立てる。これが楽しみである。実際の山行でも、次回のときのために目印(way point、地図上の位置、特徴、標高など)と時間を記録したりする。それも山行の楽しみである。

私は体力、気力の衰えからもう登山はあきらめているが、標高数百m以下の低山で歩行時間数時間くらいのハイキングコースを中心にいまも歩いている。歩きたいという気持ちが強く後押ししている。登山体験の喜びが忘れられないからだ。その体験から、いまも歩行距離・時間・標高が気になり、知りたいと思う。これらを自動的に記録してくれるツールがある。

Garmin GPSmap

数年前にGarmin社のGPSmap62scを買った。カメラも内蔵されているので8万5千円とパソコン並みに高かった。山岳救助隊も使っている製品なので、猫に小判のようにもったいないとは思ったが思い切って買ってしまった。ハイテク製品だ。登山に明け暮れていた時代に、こんなツールがあればさぞかし便利で楽しかっただろうと思う。

GPSは登山にかかわらず、カーナビで実用化されて久しいがまだ一般的ではないようだ。しかし近年はスマホに標準装備されるようになり、いくつかのGPSトラッキング用ソフトが無料で使えるようになった。自分が歩いた(または電車、車で移動した)経路を記録するのに便利である。

高価・高機能・高精度のGPSmap

GPSmapは、時々刻々の緯度・経度・標高を記録するだけでなく、二万五千分の一の地図を内蔵しているので地図上の現在地を確認したり、標高地を見たり、平均歩行速度を表示したり、目的地(Wy point)を設定してその地点までの経路をガイドしたり・・・いろんな機能がある。海図と航路を扱うこともでき、ハンティングに使う機能もある。もちろん防水・防塵で耐寒性に優れ、衝撃に耐える設計になっている。同時に5個の衛星をキャッチするのでGPS精度が高く、1m単位で記録できる。

安価なデータロガー

市街地や丘陵地帯を歩いたり、自転車で走ったりするときの経路をただ記録したいときはGPSmapのようま本格的なものは必要がない。スマホのTrackingソフトでも役に立つ。急な坂道や深い森のなかでは精度が落ちるのは仕方がないが、10m~100mの誤差が気にならないような経路なら使う価値はある。距離x標高、時刻x平均速度をグラフ化してくれる無料ソフトもある。

スポーツ用のデータロガーと呼ばれるものがある。歩数計のように、ただ記録するだけのツールだが、走行距離や速度をリアルタイムに表示してくれるものもある。価格は1~3万円で、なかには7~8千円の安価なものもある。

記録されたGPX/KMLファイルをカシミールという無料ソフトで読み込めば、地図上の経路を表示したり、距離X標高グラフを書いたりできる。地図上の経路だけならGoogle Mapを利用すればよい。

Orkut終焉

先駆けSNSのひとつであったOrkut(オルカット)も10年の歴史を終える。
Time to say goodbye to Orkut

9月30日で閉鎖なのでそれまでにバックアップしておこう。写真アルバムはGoogle+に移行できる。プロフィールや投稿記事はGoogle Takeoutでダウンロードできる。Orkutのほかにダウンロードできるサービスが18件もあった。すべて自宅サーバに保存しておこう。バックアップというのは参照することがほとんどないのだが安心のためだ。

Orkutユーザは1億人を越えているが、ブラジル人とインド人が大多数を占めているそうだ。ほとんどのOrkutユーザがGoogle+に移行することになるのだろう。

Google+が開始されたときは休息にユーザ数が増えたが、Google検索ユーザやGmailユーザ、Picasaユーザ、GoogleAppsユーザなどがどっと流れ込んだためだろう。FacebookやTwitterの立ち上げ時とは事情が異なる。

早く立ち上がったが、その後は低迷しているのではないか?Orkut1億人といっても、すでにGoogle+アカウントを持っている人が多いだろうから、G+ユーザ数が急に増えるわけではないだろう。G+は統合しすぎて使いにくくなった。何がどこにあるのか、どう連携しているのかが分からなくなったからだ。

Gmailドライブ、Google Drive、Picasa Web、Google Photo、Google Video、YouTube~おまけに複数アカウントにGoogleAppsアカウントがあって、それらの統合に一貫性がない。たとえばGoogleAppsは別枠で使えないサービスがあったり、YouTubeが使えなかったりで困ることが多くなった。それにChromeブラウザも制限が厳しく(ローカルで動画スクリプト使用不可に)なったり、不具合があったり(QTS4.1.0ログイン画面が真っ白)で不満がでるようになった。

いちばんの機能低下サービスはGoogle Mapではないか?Maps Engineとか言うのがあって、新しいMapに以降を始めているが、これは使う気になれない。まずはUIが使いにくい。頼んでもいないプレイスや写真が表示されて邪魔で仕方がない。写真は表示できないようにすることができるのでいいが、検索した場所をMyMapに保存できないのが困る。さらにKMLが扱えなくなっているのは致命的だ。

My Opera 終焉

根強い人気のあるWebブラウザOperaの開発元が提供していたコミュニティサービス「My Opera」が 2014/3/1に終了した。Operaブラウザ愛好者たちが集うコミュニティで、ブログを作成できたので気に入っていた。一時期積極的に参加しブログにも投稿し、Operaの機能や使い方を学んだときにメンバーに助けてもらった。Operaはフィンランド製で、その北欧的なすっきりしたデザインと使い方が簡単なこと、ブラウザ+メール+ブログを使えること、そしてなによりもIEより数倍速かったことで、私も愛好者のひとりになった経緯がある。

その後、FirefoxやChromeを多用するようになって、Operaブラウザの使用頻度が少なくなり、制作したWebサイトのブラウザ互換テストにしか使わなくなった。結果的にMy Operaも使うことが少なくなっていった。

半年振りにアクセスしたら「3月に終了しました」ということだった。過去ログをバックアップする機会を逃してしまって残念だ。My Opera終了に伴って、Opera創始者によるVivaldi.netが後継サービスとして開始され、多くのMy Operaユーザあはそちらへ移行した。事前に知る機会がなかったので移行できなかった。My Operaアカウントではログインできず、新規に登録する必要がある。

VivaldiもSNSの一種だが、Facebookとちがって伝統的なForums, Blog, Mail, Groups, Photos, Chatを個別かつ一貫して使える。FacebookにはPage、Notes、Messenger、Chatといった類似の機能はあるが、伝統的なサービスを使ってきたユーザには使いにくい。ForumsはGroup Pageで代用できるが、Blogサービスはない。※タイムラインとかストリームと呼ぶものがBlog代替になっているが、自分好みのデザインにはできないし、テーマ別に表示することもできない。

Google+も買収を重ねて追加してきたサービスが何百種にもなり、それらを統合してシームレスに使えるようにしようとしているが未だに既存サービス(Picasa、Gmail Drive、Groups、Docsなど)との折り合いにほころびがあり使いにくくなった。Facebook同様にBlogはない。SNS草分けのひとつだったOrkutはG+に統合されずに9月にはサービス終了となる。

Vivaldiは、そうした他社のやり方を研究し、新規に設計したSNSである。良いものであっても、一般ユーザに受け入れられ普及するとは限らないのがこの世界の悲しさであろう。サポート言語は、英語、フランス語、ドイツ語、トルコ語、ロシア語、スペイン語の6ヶ国語だけなので、対象ユーザが限定されてしまう。創始者はそれでいいと思っているのだろう。中国語をサポートして漢字だらけのSNSにはしたくないのかもしれない。Orkutはブラジルとインドで人気で、LiveJournalはロシア、ハンガリーなど東欧諸国のユーザが多いが、そうした地域性のあるSNSがあってもいいはずだ。

日本国内に閉じたSNSも数多くあったが、Twitter、Facebook、Google+の波に押しつぶされてしまったようで残念だ。数年前に多くのサービスが閉鎖に追い込まれた。Yahoo!Japan、NTT goo、Biglobe Webryなどは閉鎖され、mixiユーザ数も減少の一途をたどってきた。私が使った中でいまも健在なのはシニア世代(40歳以上)を対象にしたSlownetや趣味人倶楽部くらいだろうか?

GoogleDriveSync

自宅サーバのローカルフォルダ(/Media/GoogleDriveとした)とGoogleDrive(無料15GB)を同期するように設定した。オープンソースのGriveを使って、QNAP NASとGoogle Driveの動機を実現している。Google DriveアクセスにはGoogle Document List API を利用しているが、このAPIはV3で凍結され、Google Drive APIに移行した。

最初に同期を設定するときは、Manual Authorizationを選択し、Google Driveアカウントにアクセスすることを許可する認証コードを取得する必要がある。

同期は、2-way sync にしたが、Google Driveのファイルは削除しないように設定した。この同期により、Google Drive にログインしなくても、自宅サーバ内でGoogle Driveに保存したファイルを参照できる.Windowsパソコンで、Google Driveと同期しているのと同じ使い方ができる。

NAS 自宅サーバ

現有Windows7パソコンにWAMP環境を作った。Apache, PHP, MySQL, phpMyAdminを個別にインストールして動作させた。Webホスティングサーバで運営する前のテスト環境として使うのが目的だ。PHPがローカル環境で動くのが魅力である。使っているWebアプリケーションのほとんどがPHPで書かれているから事前テストがローカルでできる。ただMovable Typeだけは昔からのPerlがあるので動かせない。

Webホスティングのサーバ環境はLAMPなので、自宅サーバもLAMPにしたいと思って最新の状況を調べたらNASの技術進歩が著しいことを知った。ホーム/SOHOを対象にしたNAS製品がたくさん出回っていた。QNAPエントリモデルの2ベイ製品が28000円くらいで手に入る。2TBハードディスクも1万円だ。

IT初心者向けNAS普及

製品価格が下落し、個人で買えるようになったこと、NAS初心者でも使える管理ソフトが進歩したことが、個人ユーザの購買意欲を刺激しているのだろう。パソコン・スマホ・タブレットなど端末を複数もっている場合、自宅LANでのファイルサーバ、バックアップだけでなく、外出先から自宅サーバにアクセスし、写真・動画・ドキュメントを共有・同期したいという要求を満たしたくなる。

これまでのエンタープライズ向けNASから、IT管理者不在の中小企業・部門向け、さらにホーム/SOHO向けのNASの市場が広がっている。個人でも手軽に導入し管理できるNAS製品が増え、その売り上げも伸びているのだろう。たとえば日本のQNAP公式パートナーの売り上げは昨年度は200%増となっている。

QNAP TurboNAS

先週三日間集中的にNASを勉強した結果、QNAP社のTurboNASが気に入った。日本では昔からアイオーデータやバッファローが著名で、私もLANDISKの愛用者であるが、LANファイルサーバとしての使い方しかしていない。DDNS機能もあったが使い方が難しくてあきらめた経緯がある。

いつまでも調べていても仕方がないので、QNAP TurboNASを購入した。現在のLANDISK、数台の外部HDDをNASに置き換えて使うだけでも十分な経済効果があると考えたから意思決定しやすかった。机上で調べるのは限界がある。購入した製品を実際に使って学習するほうが効率が良いのは当然だ。

最初のインストール、セットアップはなんとかできた。途中戸惑ったり立ち止まったりすることはあったが、推理を働かせてなんとか動かせた。最初のつまづきはファームウエアのアップデートだった。本来は、Qfinderというソフトをセットアップするときにオンラインでファームウエアをアップデートできるのだが、これをスキップした。なぜなら、同梱されていた注意パンフレットに「オンラインアップデートで失敗するとNASを起動できなくなります。手動でアップデートしてください。」と書いてあったからだ。

QTSファームウエア更新

「手動でアップデート」する方法の説明はないので、どうやればよいのか分からず困った。それが最初のつまづきだった。QNAPデスクトップとかQTS3.8.0とかNASWeb管理インターフェイスとか、呼称がいろいろあるのも混乱の元だ。QTSは、MAC Pict Imageの拡張子であり、またカンブリアQTSとか言うのがあったりするが、QNAP社発表では「QNAP Turbo NAS オペレーティングシステム」だという。QTS4.0は2013/06/06に発表されている。

QNAPダウンロードセンターで製品名を選択して対応するファームウエア最新版(QTS4.0.3-20130912)をダウンロード。QTS3.8.0コントロール>システム設定>ファームウエア更新を開き、ダウンロードしたzipファイルを解凍したフォルダーの中のTS-269_20130912-4.0.3.imgを参照して「更新」した。NASにログインするとQTS4.0.3デスクトップが表示された。

App Center

LAMPサーバ環境で動くアプリケーションが105本用意されている。いずれもワンクリックでインストールできるようになっている。BluehostなどのWebホスティングで用意されていたSimplescript相当の機能だ。このアプリケーション機能はNASモデルに依存しており、TS-x69Pro(xはベイ数)しかサポートしていなかった。それが、ホーム向けではなく中小企業向けのTS-269Proを買った理由だ。

注意が必要なのは、Photo Station, Music Station, Multimedia StationなどはオープンソースソフトをQNAPがカストマイズした製品だということだ。初心者には便利かもしれないが、設定をいじると動かなくなってしまう。また元のオープンソースで用意されている自動アップデート機能も使えないので、オープンソースを自分でセットアップした経験のある人間には使いにくくなっている。

Photo StationとVideo Station

このためにトラブルが発生し、悩ましい事態に陥った。最初にPhoto StationとVideo Stationをセットアップしたときは正常に動作した。しかしその後のシステム設定変更が原因なのだろうが、気がついたら起動できなくなっていた。Video Stationは起動できたがPHPエラーが発生するようになった。それを調べていたら、今度はVideo Stationも起動できなくなった。

Drupal

Drupalも正常にインストールでき、動いた。しかし、Drupalバージョンが古かったのでアップデートしようとしたらQTS4.0.3ではアップデートできない。仕方がないので、Drupal公式サイトから最新版を入手し、手動で/Web/Drupal/フォルダーを作って、そこに保存した。最初のセットアップでデータベース設定機能がないので不審に思って調べたら、sqliteがデフォールトになっていた。このsqliteファイルを新規のdrupalフォルダーにコピーしたら正常にアップデートできた。

Wordpress

Wordpressのセットアップも順調に完了し、動いた。最新版へのアップデートは、/Web/wordpress/へのアクセス権を与えることにより、Wordpressで自動アップデートできた。しかしその後のほかの設定をいじったり再起動したりしていて気がついたら、リモートからアクセスできなくなっていた。ローカルではアクセスできる。

QTS4.0.5 Build1023

11月21日ログインしたら、ファームウエア更新の通知があった。どうせ動かないNASアプリケーションもあって再設定が必要だし、試験の意味もあるので思い切ってオンラインで更新した。数分で更新が完了し、再起動も4~5分で完了した。これからまたQTS4.0.5の昨日テストを再開する。QNAP Help Communityを見るといろんなトラブルに遭遇したユーザの悩みの質問がある。

QTSはまだ枯れたOSではないと判断する。おそらく大容量ファイルサーバとかバックアップ用に使ったりリモートからアクセスしたりする限りはとくに問題がないのかも知れないが、ひとたびWebサーバ用にアプリケーションをインストールすると問題が発生するのだろう。汎用Linuxと"組み込みLinux”の微妙なカストマイズの違いがトラブルの原因になるのではないか?

phpMyAdminインストール

MySQLを使い出すと今度はphpMyAdminが欲しくなる。MSDOSコマンド、MySQLコマンドを使って遊ぶのもいいが、テーブルが増えデータも増えてくるとテキストだけの操作と表示には限界が出てくる。テーブルの構造、データ定義をチェックしたり、データを表示したり、追加・変更・削除するときに便利なのが、phpMyAdminだ。

MySQLを使っているアプリケーションが正常に動いている限りは、バックアップで構造とデータをエクスポートするときに使うくらいだ。アプリの振る舞いがおかしくなって画面が乱れたり、文字化けを起こしたり、過去記事が表示できなかったり、不審なコードが挿入されていたり、HTMLコードがフィルタリングされたり、いろんなことが起こる。そんなときに頼りになるのがphpMyAdminである。

ということでWindowsに入れて、Webサーバと同じ環境で開発(といってもカストマイズ)・テストできないかと思った。必須だからではなく、好奇心からだ。Windows7にインストールするのは初めてなのでメモしておく。


phpMyAdmin公式サイトからダウンロード(Linux/Windows共通)
最新版 4.0.8 (2013-10-06 zip 7.8MB en.tar.gz 4.1MB)
日本語ドキュメントは目次だけで、中身は英語だ。

 1. Download 4.0.8 ボタンをクリックすると自動的にダウンロードが開始される。
 2. ダウンロードしたzipファイル phpMyAdmin-4.0.8-all-languages.zip を解凍する。
 3. 解凍したフォルダー名をphpMyAdminに変更して、C:/Apache/htdocs/phpMyAdmin に保存
 4. ブラウザでhttp://localhost/phpmyadmin/を開くとつぎのエラーが表示

 

PHPで日本語を使うための設定をしていなかったためである。過去、Movable Type, Wordpress, Drupalなどで悩まされた経験があるので、mbstringが何かは分かった。ただ、具体的にどう設定するのか忘れたのでまた勉強した。

 1. php.iniで実行時の設定を行う。
 2. 拡張モジュールのパスを設定 extension_dir = "c:\php\ext"
 3. 拡張モジュール extention=php_mbstring.dll を有効にする。
 4. マルチバイト文字を日本語、コード系をUTF-8に設定
   mbstring.language = Japanese
   mbstring.internal_encoding = UTF-8
 5. 他の設定は以前に設定した値を踏襲した。

これで、mbstringのエラーは出なくなったが、今度はつぎのエラーが表示された。

 

MySQLへの接続に必要なモジュールがないということだ。mysql.dllとmysqli.dllの二つが必要だ。
 extension=php_mysql.dll
 extension=php_mysqli.dll

※php.iniの変更を反映するために、Apacheを再起動する。

ブラウザでhttp://localhost/phpmyadmin/を開くと、ログイン画面が表示される。phpMyAdminからMySQLへ接続するためなので、先日設定したデータベースのユーザ名・パスワードでログインする。ログイン後、下記のphpMyAdminの画面が表示されたときの達成感・・・これがあるから不具合を解決するエネルギーを振り絞る。

 

WAMPインストール

昔、LAMPという言葉がポピュラーだった。いまは当たり前だが、WAMPという言葉がある。WindowsでのApacheサーバ、MySQLデータベース、PHPスクリプトの開発・運用環境のことだ。それぞれの頭文字をとってWAMPだ。これらオープンソースのアプリケーションを一括してインストールできるパッケージがある。XAMPP, WampServer, EasyPHP, ZendServer, UniformServerなどだ。Apache/MySQL/PHPのほかにFilezilla, Wordpress, Drupalも含まれている場合もある。

VistaにLinux/ubuntu, XAMPPをインストールして使ったことがあるが、Vista不具合に四苦八苦して数ヶ月で使わなくなった。XAMPPそのものもまだ不安定なところがあり開発体制に問題もあったようだ。

先日、PHP学習とWebで動かす前のPHPスクリプトのテストを目的に、Apache + PHPをインストールした。いつものことながらConfig設定(httpd.conf, php.ini)に苦労するがなんとか動いている。今回はWAMPパッケージを使わず個別にインストールした。

Apache/PHP環境ができると、MySQLをセットアップしたくなる。個別にインストールする自信がなかったが何とかやってみた。いくつかのトラブルに遭遇したが、その都度ネットで解決策を探してフィックスできた。論理的・効率的にではなく、よく言えば想像力と類推力を駆使してだが、実際は行き当たりばったりの試行錯誤だ。それが私の流儀みたいになっている。失敗を繰り返していると、勘が働くようになることを願う。

MySQL日本語サイトがあるが、表ページだけが日本語で、その先は英語ドキュメントだった。ApacheやPHPのときと同じように、MySQLなるものがいろいろあって、どれをダウンロードするべきかが分かりにくかった。

MySQLをインストールした人のブログも読んだが、半年前の体験談なのでバージョンが古く、そこに書いてあるとおりにはいかない。とにかく最新版の MySQL Community Server 5.6 を選んだ。
  mysql-installer-community-5.6.14.0.msi 191.5MB

セットアップで、unknown '--no-beep' のエラーになったり、Access denied...のメッセージが表示されたり、いくつかのトラブルがあったが、ネットで調べてひとつひとつ対策を講じて動かすことができた。以下に、参考にしたサイトの一覧を記載しておく。基礎的なMySQLコマンドは勉強中だ。


Win32版 Apache2 と PHP5

WindowsローカルでPHPスクリプトをテストしようと思って新規にApacheとPHPをインストールした。XP/Vistaで使ったが、Windows7パソコンでは初めてである。Apache/phpともにバージョンがいくつもあってどの組合せが動くのかが分からなかった。最新版Apache2.4.6 (2013-07-22)、PHP5.5.5はWin32/Win64で動かなかった。

ドキュメントでは、「Windows Apache2で使う場合は、PHP 5.3 VC6 あるいは PHP 5.2 VC6 を選びます。」と書いてあったが、VC6がなかったので、PHP5.3.7VC9を選択し、Microsoft 2008 C++ Runtime (x86)もインストールしたが動かなかった。

動いたのは、Apache2.2.25 + PHP5.4.21 だった。C:/Apache/とC:/php/にインストールし、Apache/conf/httpd.confに下記3行を追加した。
LoadModule php5_module "C:/php/php5apache2_2.dll"
AddHandler application/x-httpd-php .php
PHPIniDir "C:/php"

最初にApache2.4.6を設定したので、php5apache2_4.dll になっていた。この場合、Apache Service MonitorでRestartするとfailedになる。Test Congurationで見ると、”Syntax error on line 494 ... Cannot load ...” になっている。php5apache2_2.dll にして正常動作した。

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